単身赴任の家具選びで迷うのは、「何を買うか」だけではありません。ベッドに机、ソファ、収納棚までそろえると、部屋がいっぱいになり、帰任時に運ぶ物も増えます。最初から家族の住まいと同じようにそろえる必要はありません。
まず用意したいのは、眠るための寝具と、食事や作業をする場所です。カーテンなど初日から必要な物を加え、収納は部屋に付いている物を使ってから不足分を考えましょう。
家具を買いすぎないための結論
- ベッドフレームは必須ではない。眠りやすい寝具を先に確保する
- 机と食卓は兼用できる。在宅勤務をするなら椅子も重視する
- ソファ・大きなタンス・テレビ台は、使う場面が決まってから選ぶ
- 大物は購入・レンタル・持参を組み合わせ、帰任時の扱いまで考える
この記事では家具に絞って、必要度、サイズの決め方、配置、予算の組み方を整理します。冷蔵庫や洗濯機などは単身赴任に必要な家電一覧、日用品までまとめて知りたい方は単身赴任に必要なもの一覧をご覧ください。
単身赴任に必要な家具一覧|初日・早め・後回しに分ける
家具の優先順位は、使う頻度と代わりの有無で決められます。次の表は、家具のない部屋へ入居する場合の目安です。備え付けがある物は、購入リストから外してください。
| 品目 | 用意する時期 | 選ぶときの基準 |
|---|---|---|
| 布団・マットレス・枕・掛け寝具 | 初日まで | 普段の寝心地、床置きの可否、湿気の逃がし方 |
| カーテン | 必要な窓は初日まで | レールと窓の寸法、外からの視線、遮光性 |
| テーブルまたはデスク | 早め。仕事で使うなら初日まで | 食事・仕事の兼用、天板の広さ、搬入 |
| 椅子 | デスクを使うなら同時に | 机との高さ、座った姿勢、椅子を引く場所 |
| 収納ケース・ハンガーラック | 収納が足りなければ追加 | クローゼットの内寸、衣類量、出し入れ |
| ベッドフレーム | 寝具の使い方で判断 | 組立・解体、外寸、搬入・回収、通気 |
| ソファ・テレビ台・大きな棚 | 入居後に判断 | 使用頻度、代用できる物、帰任後の使い道 |
寝具やカーテンは厳密には家具と区別される物ですが、部屋を使い始めるために欠かせないため、この一覧に含めています。照明器具の有無も入居前に確認してください。
最初に選ぶ家具は「寝る・食べる・仕事をする」に必要なもの
ベッドか布団かは、寝心地と毎日の片付け方で決める
眠る場所は初日から必要ですが、ベッドフレームを必ず買う必要はありません。普段から布団で寝ていて、畳む・立てる・干すといった手入れが続けられるなら、布団や床置き対応のマットレスも選択肢です。
ベッドは寝具を毎日片付けずに済む一方、部屋の中で大きな面積を使います。布団は日中に床を空けられますが、収納する場所と湿気対策が必要です。安さだけでなく、仕事から帰った後も無理なく扱えるかで選んでください。
| 選択肢 | 使いやすい点 | 確認点 |
|---|---|---|
| ベッド+マットレス | 寝る場所をそのまま保てる | フレームを含む外寸、組立・解体、持ち帰りや処分 |
| 布団 | 片付ければ床を別の用途に使える | 収納、上げ下ろし、乾燥や手入れの方法 |
| 折り畳めるマットレス | 立て掛け・収納がしやすい製品もある | 床置き対応、厚さ、重さ、畳んだときの大きさ |
床に敷く場合は、敷きっぱなしにしない使い方を考え、製品の手入れ方法に従いましょう。すのこがあれば手入れ不要になるわけではありません。なお、マットレスの「シングル」という表記だけで寸法を決めず、フレーム外寸やヘッドボードの出っ張りまで確認します。
寝具は、置ける寸法に加えて毎日の片づけ方も考えて選びます。ベッド・布団・折りたたみマットレスの違いを見て、部屋と生活に合うものを選びましょう。
テーブルは1台から。食事用と仕事用を重ねて買わない
食事をするためのローテーブルと、パソコン用のデスクを別々に買うと、狭い部屋では配置が難しくなります。まずは1台で兼用できるか考えましょう。書類を片付けて食事ができるなら、机を二つに分けなくても済みます。
家で仕事をほとんどしない人は、小さめの折り畳みテーブルも候補です。在宅勤務がある人は、長く座る場面を想定し、デスクと椅子を一緒に選ぶ方が失敗を減らせます。
寸法を検討する出発点として、ノートパソコン中心なら幅80〜100cm・奥行き50〜60cm程度の机を候補にし、モニターや資料を並べるなら広さを足す方法があります。これは当サイトの配置検討用の目安です。実際に置く機器、姿勢、体格によって必要な寸法は変わります。
椅子は座り心地と、引いたときの場所まで確かめる
机が部屋に入っても、椅子を引くとベッドに当たる配置では使いにくくなります。天板の大きさだけでなく、座る・立つ・後ろを通る動作まで含めてスペースを確保してください。
店頭で試せる場合は、足が床に着くか、肘や手を机に置いたとき無理な姿勢にならないかを確かめます。帰任後も使う仕事用の椅子なら、単身赴任の期間だけで費用を判断しない選び方もできます。
カーテンは「窓のサイズ」ではなくレールから測る
夜になってからカーテンがないと、室内が外から見えやすくなります。必要な窓の分は、入居日に使えるように手配しましょう。すでに備え付けがある場合は、遮光性や傷みも確認しておきます。
測るのは窓ガラスの幅と高さだけではありません。レールの種類、固定ランナーの位置、掃き出し窓か腰窓かで、適した仕上がり寸法は変わります。購入先の採寸ガイドに従って測り、床や家具に引きずらない丈を選んでください。
採寸した数字を商品サイズへ置き換える例や、厚地とレースの枚数は、単身赴任のカーテン選びで確認できます。入居日に間に合うよう、サイズと納期を一緒に確かめましょう。
単身赴任では買わなくてもいい家具・後回しにしたい家具
次の家具は「不要」と決めつける必要はありません。ただ、入居前に一式注文するより、実際に暮らして不足を感じてからの方が選びやすい品目です。
ソファ|使う時間と、床を占める面積を比べる
平日は帰宅して食事をし、すぐ寝る生活なら、ソファに座る時間は短いかもしれません。まずは椅子や手持ちの座椅子で過ごし、休日に長くくつろぐ場所が欲しいか考えてみてください。
ソファベッドも、1台で二つの役割があるから必ず省スペースとは限りません。広げたときの大きさ、寝具の置き場、切り替える手間、寝心地を確認します。睡眠に使うことが中心なら、通常の寝具と比べてから決めましょう。
大きなタンスや食器棚|備え付け収納を使ってから
収納家具は、荷物を部屋へ入れてから不足分だけ足す方が無駄を減らせます。最初に大きなタンスを買うと、クローゼットの扉を開けにくくなったり、引越しの荷物を増やしたりすることがあります。
スーツやシャツは既存のハンガーパイプ、小物は棚やケースで収まるかを確認しましょう。食器も1人分から始めれば、キッチンの収納だけで足りる場合があります。ケースは幅だけでなく、引き出すための手前の余白も必要です。
テレビ台|テレビを置くと決めてから選ぶ
スマートフォンやパソコンで見るだけなら、テレビ台を先に買う理由はありません。テレビを用意する場合も、画面サイズだけでなく、脚の幅・奥行き、台の耐荷重、転倒防止の取り付け方法を確認します。
代わりに小さな棚を使うときも、置ける大きさというだけでは不十分です。テレビ側と家具側の仕様を両方確かめ、通路や寝床へ倒れ込む配置を避けてください。
来客用家具・大きなラグ|使用予定を具体的にする
「家族が来るかもしれない」と人数分の椅子や寝具を用意すると、普段の収納を圧迫します。訪問頻度が決まるまでは、折り畳み家具や、その都度の手配が可能かを考える方法もあります。
ラグは足元の感触を整えますが、洗えるサイズか、掃除の負担が増えないかも確認しましょう。床材を傷つけないための保護材と、部屋全体に敷くラグは目的を分けて考えてください。
6畳・8畳の部屋は、畳数より「使うときの寸法」で配置する
寸法や縮尺を表す図ではありません。椅子・引き出し・扉を動かす範囲と通路を、実際の部屋で測ってから配置します。
部屋の形、柱、窓、収納で使える場所が変わるため、「6畳ならこの家具が全部入る」とは言い切れません。内見時の採寸を使い、次の順番で配置すると整理できます。
- 出入口、クローゼット、窓の開閉を妨げない場所を確保する
- ベッドや布団を置く場所を決める
- 机・椅子を実際に使う状態で配置する
- 洗濯物を干す場所と、日常の通路を残す
- 残った場所に必要な収納だけを追加する
例えば、幅100cmの机が収まる壁があっても、その手前に椅子を置くと入口をふさいでしまうことがあります。ベッド下収納も、引き出しを出せる側に余白がなければ使いにくくなります。置けるかに加えて、開ける・引く・通る動作ができるかを確かめましょう。
採寸の段階で部屋選びから見直したい方は、単身赴任の間取り・立地の選び方を参考にしてください。室内だけでなく、玄関や階段を通せるかも忘れずに確認します。
家具を固定する方法も、注文前に確認する
背の高い棚を寝床の近くに置いたり、出入口をふさぐ位置に大きな家具を置いたりしないようにします。転倒防止器具は家具の形と設置場所に合う物を選び、製品の取り付け方法を守ってください。
賃貸で壁に穴を開ける必要がある場合は、管理会社に確認します。「穴を開けないタイプなら何でも取り付けられる」とも限らないので、壁や天井の強度、家具との相性まで確かめましょう。
家具の予算は、価格の平均より「自分の購入リスト」で作る
寝具を持参できる人と、ベッド一式を購入する人では、必要な予算が大きく違います。次の数字は予算表を作るための仮の金額で、市場の平均価格や特定商品の販売価格ではありません。
| 品目 | 仮の予算 | 減らせる場合 |
|---|---|---|
| 寝具・マットレス | 20,000円 | 自宅の物を持参できる |
| 机 | 10,000円 | 備え付けや手持ちの物を使える |
| 椅子 | 10,000円 | 部屋の使い方によって不要、または持参できる |
| カーテン | 8,000円 | 備え付けがある |
| 収納用品 | 5,000円 | クローゼットの棚で足りる |
| 配送・組立 | 7,000円 | 購入先や受取方法で変わる |
| 合計 | 60,000円 | 家電・ベッドフレーム・退去時費用は含まない |
この例で寝具を持参できれば、購入部分は4万円になります。ただし運搬費が増えるなら、その分を足します。ベッドフレームに仮に2万円使えば合計8万円となるため、「家具一式」でまとめず、追加する物ごとに確認する方が予算を調整しやすくなります。
賃貸契約や引越し代も同じ時期に支払うため、家具だけに予算を使い切らないことが大切です。全体の支払いは単身赴任の初期費用と立替額と一緒に整理してください。
家具は買う・借りる・持っていくを組み合わせる
帰任後も使う小物は購入、大物は返却まで比較する
自宅に戻っても使える寝具や折り畳み机は、購入や持参が合う場合があります。一方、大きなベッドや棚は、帰任先に置く余裕があるか、運搬や解体にいくらかかるかまで考えたい品目です。
購入する場合の比較額は、商品代+配送・組立+帰任時の運搬または処分など。レンタルなら、契約期間の料金+配送・設置・回収などの追加料金+延長分で考えます。売却を予定していても、まだ決まっていない買取額を確実な収入として差し引かないようにしましょう。
帰任が決まったら、家具家電の売却・持ち帰り・処分と退去の段取りを確認し、鍵を返す日までに搬出できる方法を決めておきます。
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帰任時に使わない家具は、搬出費も確認する
自分で購入した家具を処分するときは、自治体の回収方法を確認し、搬出を頼む場合の費用も比べておきましょう。ぽいみつでは、不用品回収の見積もりを複数業者へ依頼できます。
見積もり依頼は無料です。対応業者から連絡があります。回収日・対象品・搬出作業・追加料金を含む総額と、回収方法・必要な許可を確認してください。自治体や販売店の処分方法とも比べて選びましょう。
期間別の考え方は、家具家電は買う・借りるのどちらがお得かで詳しく比較しています。家具と家電をすべて同じ方法にそろえる必要はありません。
レンタル候補は「かして!どっとこむ」|必要な家具だけ見積もる
大型家具の手配と返却をまとめたい場合は、ベッドや机などを扱う「かして!どっとこむ」も候補です。家具だけか、家電と組み合わせるかを決め、同じ品目・同じ期間の購入費と比較してください。
セットに含まれる品目が全部必要とは限りません。テレビを見ないならテレビ台まで増やさず、必要な家具だけの見積もりも確認すると判断しやすくなります。
公式規約では、期間の途中で返却することは可能ですが、中途解約による返金はありません。返却は1週間前までの申出が必要です。配送エリア、支払時期、組立・回収の範囲、寝具の内容を確認してから申し込みましょう。条件は公式レンタル規約・配送・支払案内で確認できます。
部屋の寸法と利用期間を決めてから、必要な品目を確認できます。
単身赴任の家具でよくある質問
家具付き物件でも、寝具やカーテンは必要ですか?
物件によって備品が違います。ベッドフレームがあっても、マットレスや掛け布団がない場合を想定し、備品一覧で確認してください。カーテンも窓ごとに有無を確かめ、足りない物だけを用意します。
家具は赴任前に全部買っておいた方がいいですか?
寝具、必要なカーテン、仕事で使う机などは入居日に間に合うように手配します。収納棚やソファは、暮らし始めてからでも判断できます。通販では到着日の指定可否、受取場所、組立の有無を確認し、鍵を受け取る前に届かないよう調整してください。
中古の家具を買うときは何を確認しますか?
ぐらつき、破損、におい、付属部品、組立説明書の有無を確認します。店頭価格に配送料が含まれるか、搬入できない場合の対応、返品条件も大切です。寝具は使用状態や手入れ方法への納得感を含めて判断してください。
家族の家から家具を持っていく方が安いですか?
購入費は減りますが、引越し料金が増えたり、家族側で代わりの家具が必要になったりする場合があります。持参する物は、持ち物リストに書き出し、家族側と赴任先の両方で困らないかを確認しましょう。
必要な家具は、暮らしに足りない分だけ増やそう
単身赴任の家具は、少ないほど正解というわけではありません。寝づらい、食事の置き場がない、仕事がしづらいという不便は、先に解消したいところです。そのうえで、使うか分からない家具を一度に増やさないようにしましょう。
寝具と食事・作業の場所を確保し、収納やくつろぐ家具は暮らしてから足す。この順番なら、買い物の失敗も帰任時の荷物も減らしやすくなります。
確認日:2026年9月21日。家具の優先順位・机の寸法例・予算例は当サイトの編集上の提案です。特定商品の実売価格ではありません。レンタル条件は本文中の公式案内を確認しています。

