仕事帰りに弁当と飲み物を買い、翌日は同僚と外食。ぜいたくをしたつもりはないのに、月末になると食費が重い。単身赴任では、一回の会計よりも「その買い方が何日続くか」で差がつきます。
参考になる公的な数字は、総務省「家計調査」の単身世帯の食料支出・月49,321円(2025年平均)です。ただし、これは単身赴任者だけの平均ではありません。社員食堂を使える人と、昼も夜も外食になる人を同じ予算に当てはめると、無理が出ます。
まずは昼食代・夕食代・赴任先で食べる日数から積み上げましょう。本記事では月3万・4万・5万円の配分と、月4万1,800円になる予算例を示し、負担の少ない見直し方を整理します。予算例は当サイトの仮定に基づく計算で、全国相場や「この額で暮らせる」という保証ではありません。
先に押さえたい3つのこと
- 平均額を目標にせず、社員食堂・残業・帰省の予定で予算を決める
- 食費を抑えるなら、まず買い過ぎ・飲み物・予定外の夕食を見直す
- 宅配食は、送料とご飯代を含めて「普段の何を置き換えるか」で比較する
食費以外も含めた家計を組みたい方は、単身赴任の生活費の内訳と月額予算をご覧ください。この記事は、毎日の食事にかかるお金に絞って解説します。
単身赴任の食費はいくら?平均額の読み方と予算の目安
単身世帯の平均は月49,321円。単身赴任者限定の数字ではない
総務省統計局の「家計調査年報(家計収支編)2025年」では、単身世帯の「食料」は1か月平均49,321円です。同調査の単身世帯は平均年齢58.6歳で、働く人だけを集計したものでもありません。出典:2025年 家計の概要(14~15ページ)。
そのため、「平均より高いから使い過ぎ」「平均以下だから十分節約できている」とは、この数字だけでは判断できません。比較するなら、昼食の補助があるか、何食を自分で払うか、飲み会やお酒を含めているかまでそろえる必要があります。
平均は現在地を知る参考にし、実際の予算は自分の食事回数から決める。この順番なら、無理な金額を先に決めて月末に困ることを避けやすくなります。
月3万・4万・5万円なら、1日に使える額はどう違う?
30日間すべて赴任先で食べる場合、月の予算を30で割ると次のようになります。飲み物・間食などに月3,000円を取り分ける場合も並べました。各予算で必ず必要な量や内容を確保できるという意味ではなく、買い物の前に使える額を確認するための表です。
| 月の予算 | 1日当たりの総額 | 飲み物・間食3,000円を除いた3食分 |
|---|---|---|
| 30,000円 | 1,000円 | 900円/日 |
| 40,000円 | 約1,333円 | 約1,233円/日 |
| 50,000円 | 約1,667円 | 約1,567円/日 |
月3万円なら、朝・昼・夜を900円程度で組み立てる計算です。昼に800円使うと、朝と夜に残るのは合計100円。昼食の補助、自炊、持参する弁当などの条件がなければ、その配分は続けにくいでしょう。
月4万円でも、毎日どこでも自由に外食できる予算ではありません。昼食に650円使うなら、表の条件では朝と夜に残るのは約583円です。「昼は社食、朝は家で、夕食は惣菜とご飯」など、組み合わせを決める必要があります。
月5万円を使っていても、すぐに浪費とは言えません。帰宅が遅く食事の購入が多い、食べる量が多いなど、条件によって変わります。高い・安いという評価より、普段の食事と追加の買い物を分けるほうが改善点を見つけやすくなります。
【計算例】帰省がある月の食費を、朝・昼・夜に分ける
単身赴任では、平日の昼食と休日の食事を分けると見通しが立ちます。ここでは30日間のうち勤務日22日、赴任先で過ごす休日4日、家族のもとで過ごす日4日とします。赴任先で食べるのは26日です。
朝は自宅、勤務日の昼は社員食堂など、夕食は自炊や惣菜を組み合わせる想定で、次の金額を仮に置きます。食材・ご飯・調味料の代金は各食の単価に含め、飲み物・間食は別枠にしています。
| 項目 | 計算 | 月額 |
|---|---|---|
| 朝食 | 250円 × 26日 | 6,500円 |
| 勤務日の昼食 | 650円 × 22日 | 14,300円 |
| 赴任先で過ごす休日の昼食 | 600円 × 4日 | 2,400円 |
| 夕食 | 600円 × 26日 | 15,600円 |
| 飲み物・間食 | 1か月分を仮置き | 3,000円 |
| 合計 | 赴任先で使う食費 | 41,800円 |
この例に、お酒・飲み会・帰省中の食事・帰省途中の駅弁などは含めていません。使う予定があれば足してください。調理器具や電気・ガス代も別です。
帰省がなく、追加の休日4日も赴任先で食べるなら、朝250円+昼600円+夜600円を4日分加えます。41,800円+5,800円=47,600円です。帰省の回数だけでも、赴任先の支払いは変わります。
ただし、帰省中の食事が家族の家計から出ているなら、家計全体ではゼロになりません。「本人の財布から出た食費」と「家族を含めた食費」を混ぜないことが大切です。家族が食材やおかずを送る場合も、購入代や送料は家族側に残ります。
食費が膨らむ原因は、夕食以外にもある
飲み物・お菓子・お酒の「ついで買い」を分ける
弁当は予算内でも、飲み物、菓子、翌朝のパンを一緒に買えばレジの合計は上がります。コンビニを使うこと自体が問題なのではなく、食事と追加分を一つの金額で見ていると、何を変えればよいか分からなくなるのです。
仮に、飲み物やお菓子の追加が1日250円で20日続くと5,000円です。夕食のおかずを減らす前に、レシートでこの部分を確かめてみてください。お酒や付き合いの飲み会は、日々の食事とは別の欄にしておくと、家族とも予算を相談しやすくなります。
自炊用の食材と、外で買う夕食が重なる
週末にまとめて食材を買ったのに、残業で作れず、弁当を買って帰る。これが続くと、食材費と購入した夕食代の両方がかかります。大袋が割安でも、使い切れなければ一人分には高い買い物です。
帰省する金曜日の前に生鮮食品を買い込まない、予定が読めない週は冷凍品や少量パックを選ぶなど、食べる予定から量を決めましょう。単価の安さだけでなく「次に買い物へ行くまでに使えるか」を基準にします。
初月は米・調味料の購入が重なりやすい
入居直後に米、油、しょうゆなどをそろえると、その月の支払額は大きくなります。翌月にも使う食品まで初月に買っているため、初月だけを見て普段の食費を決めると、見積もりがずれることがあります。
支払額は家計簿にそのまま記録しつつ、「最初にそろえた分」とメモしておけば十分です。炊飯器やフライパンは食費に入れず、単身赴任の初期費用として分けておくと、その後の月と比較しやすくなります。
無理なく食費を抑える6つの方法
1.昼食代を先に決め、社員食堂や補助を確認する
勤務日の昼食は回数が読みやすいため、最初に予算を置くのに向いています。社食の自己負担額、昼食補助の対象、夜勤の日も使えるかを確認しましょう。給与天引きなら、財布から出ていなくても食費として数えます。
たとえば昼食を850円から550円に変更できる日が月12日あれば、差は300円×12日=3,600円です。毎朝弁当を作る必要がなくても、利用できる制度や店を一つ把握するだけで、予算を変えられることがあります。
2.自炊は「ご飯だけ」「朝だけ」から始める
料理に慣れていない状態で毎晩の献立まで考えるのは大変です。まずは、ご飯を用意しておかずは買う、朝食だけ家で食べるなど、続けられる一部分を決めてみてください。
惣菜を使う日にも、毎回「弁当を丸ごと買う」のか「家のご飯におかずを足す」のかで買うものは変わります。一方、炊く回数が少ないなら、炊飯器代と手間まで含めるとパックご飯が合う場合もあります。自炊のために道具を一式そろえる前に、単身赴任に必要なものと後回しにできるものを確認しておきましょう。
3.まとめ買いは、帰省・出張の日を引いてから
買い物の前に、向こう数日で家にいる夜を数えます。週末に帰省し、水曜日は会食なら、平日5日分の生鮮食品を買う必要はありません。「安いから買う」を「使う日があるから買う」に変えるだけでも、余る食材を減らせます。
肉や野菜は、使い切れる量を優先します。保存する場合は商品の表示に従い、開封日などが分かるようにしておくと、何が残っているかを確認しやすくなります。冷凍庫にも限りがあるので、安売りのたびに在庫を増やさないようにしましょう。
4.疲れて帰った日に食べるものを用意する
節約の計画が崩れるのは、料理をするつもりだったのにできなかった日です。冷凍のおかず、レトルト、惣菜と合わせる主食など、「温めれば食事になる組み合わせ」を決めておくと、帰り道で予定外の買い物を増やしにくくなります。
ここで大切なのは、保存食を追加で買うだけで終わらせないことです。先にある在庫を使う日を決め、次の注文や買い物の量を減らします。外で食べる予定だった1食を置き換えて、初めて支出の比較ができます。
5.月の予算を週ごとに分ける。ただし「1か月=4週」にしない
本文の仮定例。1か月を4週間だけで計算すると2日分が抜けます。31日や帰省のある月は実際の日数で調整します。
月4万円から飲み物・間食など4,000円を取り分けるなら、食事に使うのは36,000円。30日で割ると1日1,200円、7日分で8,400円です。4週間で33,600円、残り2日で2,400円を確保します。31日の月は、日数に合わせて配分を変えてください。
週の予算を超えても、翌週の食事を抜いて合わせる必要はありません。米や冷凍食品を多めに買って在庫が増えたのか、外食が増えたのかを確認します。支出だけでなく、手元に何食分残っているかも見ると、次の買い物を調整できます。
6.最初の2週間だけ、支出を3つに分けて記録する
細かな家計簿が続かなければ、「スーパーの食品」「外食・弁当」「飲み物・間食・酒」の3欄だけでも構いません。レシートや決済履歴を使い、社食の天引き、家族のカード払いも足します。
2週間のうち、どこにお金が集まったかを見て、一つだけ変えてみます。「平日のコーヒーを家で用意する」「週2回は帰宅後に温めるだけの夕食にする」など、仕事の予定を変えずにできるところから始めると現実的です。
宅配食で食費は下がる?送料・ご飯代を入れて比較する
宅配食は、買い物や調理の手間を減らせる選択肢です。ただし、安く自炊できている食事を宅配食に変えると、食費は増えることがあります。節約になるかは、サービス名より今の夕食にいくら払っているかで変わります。
比較に使うのは「1食○円~」ではなく、届いて食べるまでの総額
宅配食1食分の計算式
- (商品代+送料+手数料)÷食数+別に用意する主食・追加のおかず代
- 定期便は初回価格と、2回目以降の通常の支払額を分ける
- 食べ切れない分を増やさず、使う予定の食数で比べる
仮におかず10食の商品代が7,000円、送料が1,000円、手数料なし、ご飯代を1食100円とすると、1食分は(7,000円+1,000円)÷10+100円=900円です。これは計算用の例で、特定サービスの販売価格ではありません。
| 今の夕食 | 1食の差 | 月8食を置き換えた差 |
|---|---|---|
| 外食1,200円 | 300円少なくなる | 2,400円の節約 |
| 弁当など800円 | 100円多くなる | 800円の増加 |
| 自炊400円 | 500円多くなる | 4,000円の増加 |
上の比較では、主食を含む食事代でそろえています。飲み物や追加の副菜を買うなら、それも両方に含めて比較してください。自炊の光熱費、調理器具代、買い物や調理の時間は、この表には含めていません。
月8食しか使わなくても、10食セットを注文した月には10食分を支払います。残り2食を翌月使えば無駄にはなりませんが、1食当たりの比較と、その月に出ていく現金は別です。冷凍庫の在庫が減る前に次の定期便が届かないように調整しましょう。
注文前に確認するのは、量・冷凍庫・配送の調整
- 食べる量:ご飯付きか、おかずだけか。足りずに買い足す分まで予算に入れる
- 保管:容器の寸法と食数を確認し、ほかの冷凍食品を置く場所も残す
- 受け取り:残業や帰省の予定に合わせられるか、受取条件を確認する
- 継続:配送間隔、次回変更の締切、スキップ・停止・解約の条件を確認する
具体的な比較先の一つに、冷凍のおかずをまとめて受け取れるワタミの宅食ダイレクトがあります。都度購入と定期購入から選べるため、帰宅が遅い日の外食を置き換えたいときは、使う食数と冷凍庫の空きを照合して検討できます。
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普段の夕食代と、送料を含む総額で比べる
ワタミの宅食ダイレクトのお試し案内を見るリンク先は初回向けの案内です。「お試し割」と「継続割」の違い、送料、対象者、継続条件を確認してください。
これから冷蔵庫をそろえる方は、単身赴任に合う冷蔵庫サイズの選び方も確認しておきましょう。冷凍弁当や作り置きは、全体の容量だけでなく、容器の外寸と冷凍室の内寸を比べると選びやすくなります。
夫婦で決める食費は、家族側の支出と一緒に見る
「赴任先の食費は3万円で」と決める前に、その金額に社食、飲み会、休日の食事まで含むかをそろえましょう。昼食を小遣いから払い、夕食だけを食費として報告していれば、見かけの金額は小さくなります。
家族の家計でも、一人減った分だけ食費がきれいに減るとは限りません。帰省した日の食事や、送る食材を家族側が負担している場合もあります。まずは両方の支出を合算し、赴任前と比べて、家計全体でいくら増えたかを見てください。
食費だけでは予算が合わないなら、住居費や帰省費、会社の補助も含めて見直します。計算の順番は、単身赴任の生活費と会社補助を反映した自己負担の考え方で確認できます。
単身赴任の食費でよくある質問
食費を月2万円にするのは可能ですか?
食事付きの寮や勤務先の補助がある場合など、条件によっては本人の支払いを抑えられます。ただし、30日分の3食を2万円で賄うなら、飲み物も含めて1日約667円です。補助や家族負担を除いた額なのかを確認し、他人の実績をそのまま自分の目標にしないようにしましょう。
食費が月6万円は使い過ぎですか?
月6万円は30日で割ると1日2,000円です。昼も夜も購入する生活なら、内訳を見ずに使い過ぎとは判断できません。まず、食事代と飲み物・お酒・間食を分け、社員食堂や家で用意できる食事に替えられる日があるかを確認してください。
自炊をしなくても食費を抑えられますか?
購入する店や組み合わせを決め、追加の買い物や食べ残しを減らす方法があります。電子レンジで用意できる主食に惣菜を合わせる、昼は補助のある食堂を使うなど、包丁を使わずにできることから考えて構いません。宅配食は送料込みで比較し、今より安くなる場合に取り入れます。
食費と小遣いは分けたほうがよいですか?
分けるかどうかより、同じ支払いを二重に数えたり、どちらからも漏らしたりしないことが大切です。平日の昼食は食費、付き合いの飲み会は交際費など、家庭で項目を決めて共有しましょう。給与天引きの食事代も忘れずに含めます。
まとめ|最初は「減らせる1食」を見つけるところから
単身赴任の食費は、平均額だけでは決められません。赴任先で食べる日数、勤務日の昼食代、帰宅後に用意できる夕食を並べると、自分の予算が見えてきます。飲み物や間食、帰省中に家族が払う分も別に確認しておきましょう。
いきなり毎日自炊するより、社食を使える日を増やす、家にあるご飯に惣菜を合わせる、疲れた日の食事を用意しておく。まず一つ変えて、実際にいくら減ったかを見ます。食べることを我慢するより、買い方と回数を整えるほうから始めてみてください。
出典・計算例について
情報確認日:2026年9月20日。ワタミの宅食ダイレクトの料金・注文条件は2026年10月24日に再確認しました。統計値以外の金額は、条件を明示した当サイトの計算例です。地域・食事量・商品の価格・会社の補助などで変わります。サービスの料金や契約条件は、注文時の公式案内をご確認ください。

